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MELとは

MELについて

水産エコラベルの仕組み

MELは日本発の水産エコラベル認証制度です。認証水産物にMELのロゴマークを表示することにより、消費者が安心して「持続可能な水産物」を選ぶことができる仕組みです。

MELでは、水産資源の持続性や環境に配慮している漁業や養殖業の生産者を、第三者の審査機関が審査し認証します。また、その水産物を使用して流通・加工する事業者も、仕分けとトレーサビリティの体制について第三者の審査機関が審査し認証します。生産者から消費者の手に届くまで全てのサプライチェーンで認証が途切れていない商品が、「認証水産物」としてMELのロゴマークを表示することができます。

マリン・エコラベル・ジャパンの公式ロゴマーク、
日本発の世界に認められる水産エコラベルです。

MELの使命

MEL協議会の活動

”未来につなげよう海と魚と魚食文化” や ”多様性豊かな日本の海の恵みを世界へ” をスローガンとし、日本の水産業の持続的な発展と魚食文化の継承を通して「海の豊かさを守ろう(SDG14)」や、「つくる責任つかう責任(SDG12)」 などのSDGsの目標達成に貢献します。

一般社団法人マリン・エコラベル・ジャパン協議会はMELのスキームオーナーとして設立され、MEL認証の制度が国際標準(FAOガイドラインなど)に準拠するよう認証規格や審査の仕組みなどを維持・改善する活動をしています。また制度の普及を進めることで、生産者と消費者をつなぐ信頼の架け橋となり、日本の水産業の新たなインフラとしてお役に立てるよう活動しています。

※SDGs(Sustainable Development Goals)とは国連の持続可能な17の開発目標です。

認証規格について

MELは、日本の水産業の豊かな多様性を認証制度の仕組みに反映させるよう努めております。また、漁業認証・養殖認証・流通加工段階認証(CoC)の3種類の認証規格は、FAOの「責任ある漁業のための行動規範」および「水産エコラベルガイドライン」に準拠して定められており、国際標準を満たしているとしてGSSI(世界水産物持続性イニシアティブ)に承認されております。

  • 漁業
  • 養殖
  • CoC
漁業
MEL漁業認証の3原則

MEL漁業認証規格は次の3つの大原則の下に構成されており、合わせて55の審査項目に適合することが求められます。

管理体制(18の審査項目)
確立された実効ある管理体制の下で漁業が行われていること。
対象資源の持続性(20の審査項目)
対象資源が持続的に利用される水準を維持していること。
生態系への配慮(17の審査項目)
生態系への保全に適切な措置が取られていること。
重要事項
認証の有効期間は5年間。認証取得後は、毎年年次審査があり、5年毎に更新審査がある。
養殖
MEL養殖認証の4原則

MEL養殖認証規格は次の4つ大原則の下に構成されております。

社会的責任(7の審査項目)
関連法令、養殖場の所在する地方自治体の定める条例等を厳守していること。
対象水産動物の健康と福祉(37の審査項目)
対象水産物が良好な環境で飼育されていること。
疾病の予防や拡散の防止に努めていること。
食品安全性の確保(26の審査項目)
有害な物質等による汚染の可能性を最小限にするよう管理されていること。
医薬品の適正な使用、飼餌料の適切な給餌管理が行われていること。
種苗のトレーサビリティが確保されていること。
環境保全への配慮(46の審査項目)
養殖器具や機材、養殖魚介類の排せつ物や残餌による環境悪化を防止していること。
飼餌料や種苗は、IUU由来の物ではなく、天然資源に与える影響を最小限にとどめること。
重要事項
認証の有効期間は3年間。認証取得後は、毎年年次審査があり、3年毎に更新審査がある。
CoC
CoCの特徴

消費者が目にする最終パッケージにロゴマークが表示される段階まで、サプライチェーンの全ての流通・加工事業者がCoC認証を取得していることが必要です。

CoC認証の構成
申請者の資格に関する要件
管理体制に関する要件
仕分けとトレーサビリティ
ロゴマークの管理体制

MELロゴマークを表示しようとする事業者が、認証水産物が認証されていない水産物と混ざることなく、その認証水産物がいつどこから仕入れられたか、トレーサビリティを立証できる体制があることが必要です。

マルチサイトについて

複数のサイト(店舗や加工場やグループ企業など)で一括して認証を取得することができます。形態によりマルチサイトA~Cの3パターンに分類されますが、いずれも、内部監査の体制が確立されていることが求められます。

重要事項
認証の有効期間は3年間。認証取得後は、1年毎に年次監査、3年毎に更新審査がある。

お問い合わせ

MEL認証については、
わたし達、
マリン・エコラベル・ジャパン協議会へ
お気軽にお問い合わせください。