株式会社 横浜食品サービスに伺いました
株式会社 横浜食品サービス
代表取締役社長 瀬戸清
2022.03.16
CoC横浜食品サービスの事業内容
弊社は卸売業の中に自社加工センターを持ち、主に量販店様向けにアウトパック商品の製造、物流小分け・解凍日付変更作業などを行っております。また、2011年からは横浜南部市場内に和食レストランの横濱屋本舗食堂をオープンし、物販ブースも含めこだわりの食材をご提供しております。
MEL認証取得に至るきっかけ
SDGsの取り組みは今後の会社運営に不可欠な内容であるという社長の考えのもと、横浜食品サービスは6つのゴールを掲げております。そのうちの一つである「海の豊かさを守ろう」を具体的に目に見える形で行為に移すために、MEL認証取得へ至りました。また、当社のセンター機能を生かした産地から量販店までの中間機能として、MEL商品の拡大に繋げていきたいと考えております。
認証取得までの課題
まず、何から始めたらよいかわからないというのが1番の課題でした。しかし、MEL協議会の皆様や認証機関である日本水産資源保護協会の皆様のサポートのお陰で、一つずつ疑問をなくし内容を整理して、認証を取得することができました。また、必要書類のなかに作業マニュアルがあるので、マニュアルを作成する必要がありました。今まで各担当者が自己流で行っていた業務を誰もがわかるようにするというのは最初は負担がありますが、現在はそのマニュアルのお陰で作業がしやすくなっています。
認証取得のメリット
業務の面では、マニュアルを作成しルールを定めることで業務内容を見直し、いままでのやり方から無駄を省くことができました。特に在庫管理の面では、扱うアイテム数が多いために煩雑な内容となっていましたが、誰もがわかるように内容を見直すことにより、シンプルに整理できるようになりました。外食店舗初の認証取得となった横濱屋本舗食堂では、平目、真鯛、かんぱちをMEL原料に切り替えてから「白身魚が美味しい」とのお声をいただくようになりました。また、MEL海鮮丼は認証取得後11月以降、売上1位となっております。
取得後、運用してみて
なぜこの作業が必要なのか、MELについての内容を理解してもらうことから始める必要がありましたが、初めての取り組みなので当然のことだと思います。最初は大変でしたが、今では問題なく取り組めています。基本のルールを守れる形で、現場のやりやすい方法を見つけながら運用しています。
今後について
量販店様向けへのMEL商品提案をすすめ、MELのロゴマークがお客様の目に触れる機会を増やしていきたいと考えております。また、取り扱い魚種を増やすことで横濱屋本舗食堂にてご提供するメニューの幅も増やしていきたいと考えております。当社SNSや商品を通して、「海と資源と魚食文化を守る」ことを積極的に情報発信していきたいです。また、SDGsの取り組みの中でまぐろハンバーグとサーモンハンバーグを開発し、現在は横濱屋本舗食堂の物販ブースでテスト販売中です。MELに限らず、持続可能やロス削減を意識した商品作りを心掛けていきます。
株式会社 横浜食品サービス
代表取締役社長 瀬戸清
お問い合わせ
MEL認証については、
わたし達、
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